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<会長挨拶>
会長就任のご挨拶
kawamoto

大阪港振興協会 川本 清

 
 

向暑の候、会員の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。

また、平素より大阪港振興協会の事業に格別のご理解とご協力を賜り心から厚く御礼

申しあげます。

大阪港振興協会は1947年に「大阪の復興は港から」と戦後の荒廃の中、

「大阪港復興計画」を推進するために大阪市長らが、関西経済界に働きかけ設立され、

本年で創立68年目を迎えております。

この間、関係官庁を始め港湾諸団体・企業を網羅する団体として、港湾施設や

関連交通ネットワーク整備推進運動だけでなく、防災対策やコンテナリゼーションに

向けた船社誘致活動、さらには市民に親しまれる港づくり等、時代の要請に

応えて様々な大阪港振興策を推進し、大阪港の発展に努力して参りました。

 その大阪港を巡る状況は、2004年からの「スーパー中枢港湾」構想に

始まる国の港湾政策の展開や地方公共団体の行政システムに関する論争等

により港湾管理のあり方について根幹を揺るがす変革に迫られています。

 昨年には国際競争力を高めることを目指し大阪・神戸両港のコンテナ埠頭等の

一体運営と経営の効率化を担う阪神国際港湾株式会社が設立されました。

さらに大阪市を二分して争われた特別区設置等についての議論も5月の住民投票を

経て決着し、大阪港の管理も大阪市長のもとで続けられることになりました。

 しかしながら大阪湾諸港の管理運営については、今後も継続して議論が行

われるものと思われます。

 この様な状況の下で、2011年に公益社団法人として再スタートした当協会は、

大阪市の行政改革等の経営環境の変化に対応するために、2013年に

当面の経営方針を定めた「大阪港振興協会中期計画」を策定し、自主独立の経営を

実現するため、事業内容の見直しや事務局体制の再整備を行って参りました。

 昨今の厳しい環境に対応する体勢を整え活動する当協会も2年後の2017年

には設立70周年を迎えます。またこの年は大阪港にとっても1868年

7月15日に開港して以来、150年目の節目の年となります。

 大阪港のあゆみを振り返ってみますと、それぞれの節目の年にはその時代の

世相を反映した記念事業が催されてきました。特に大阪港開港100年事業が

挙行された1967年には、現在の大阪港の主力となる新南港並びにコンテナ

埠頭等の整備計画が港湾計画として位置づけられました。またサンフランシスコ市

との間で姉妹港提携が結ばれる等、その後港湾活動の中核となる多くの事業

が始められました。

 開港100年を記念に取り組まれたこれらの事業が、今日の大阪港の繁栄の

基礎となっていることを考えますと、開港150年を期に何を考え、将来の大阪港のために

どのような種をまくか、大阪港の関係者全てに問われる課題ではないかと考えます。

 会長をはじめ新しい体制でスタートした当協会も2期目を迎え、官民の橋渡し役を

担う日常業務は勿論の事、開港150年という節目の事業についても、

港湾局を始め関係者の皆様と共同して積極的に展開できればと考えております。

今後とも関係各位にはご協力・ご支援を賜りますよう、どうぞよろしく

お願い申しあげます。

 
                                                                          平成27年6月
プロフィール
川本 清 (かわもと きよし)
1950年 大阪生まれ
1974年 大阪市立大学大学院工学研究科修士課程修了
1974年 大阪市採用
2007年 大阪市港湾局長
2010年 阪神高速道路株式会社 常務取締役
2013年 同監査役
2015年6月 同監査役退任